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vol.5 アメリカ国立公園巡り2 -Push Shot VS Pull Shot-
vol.6 日本 foosball 事情 -横浜編-
vol.7 日本 foosball 事情 -六本木編1-
vol.8 日本 foosball 事情 -六本木編2-
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vol.11 日本 foosball 事情 -テーブル今昔-
vol.12 日本 foosball 事情 -西東京の聖地-
vol.13 日本 foosball 事情 -東北仙台の聖地-
vol.14 世界 foosball 事情 
vol.15 世界 foosball 事情 -世界における日本のレベル-
vol.16 テーブルサッカーの生涯スポーツとしての可能性
〈日本 foosball 事情 -六本木編 4-

 六本木、オーバーヒートでの年末の大会は準優勝という結果に終わった。

 大阪の壁…関西のレベルの高さを強く感じていたものの、リベンジの機会を私は待っていた。どのスポーツも同じだが、目標ができると練習をするモーチベーションも上がり、当然プレーも良くなってくる。しかしこの時期(今では考えられないくらい生意気ないい方だが)自分のポジションを揺るがすプレーヤーが身近に存在しない孤独感を味わっていた。同時に、それは大阪に行けば高いレベルでの対戦が可能であり、自分のレベルも把握でき、新たに次元への飛躍願望でもあった。
 「江戸の敵は京都で…」ではないが、孤独感と飛躍願望の中でチャンスを虎視眈々と狙っていたのだった…。 
 結局、関東地区では私のモーチベーションを越えるような出会いはなく、いつも通りの月日が流れ、大阪のチームとの対戦は翌年の同じ大会まで待つことになった。

 場所は、六本木のオーバーヒート…、相方は山崎良平氏、対戦相手は磯山謙太氏率いる大阪勢である。
 おそらく30チーム程度の参加はあったと記憶しているが、幸いにしてお互い別なブロックにふりわけられたた。お互いがつまずかない限り決勝まで対戦はなくなるわけだ。  foosballはダブルイルミネーショントーナメントが主流なので、敗者復活側(ルーザー側)に行ってしまうと対戦もありうるわけである。幸いにしてお互い順当に勝ち進み、いざ決勝及び昨年のリベンジの対戦が始まる。

 磯山謙太氏は、ショットもさることながらウォールパス(壁際を抜くパス)がすこぶる早く、アングルパスとレーンパス(壁ではない所を真っ直ぐ抜くパス)との併用で前衛にパスするテクニックはかなり高度であり、その前衛からくり出すバックピンショットにつながっていた。彼のバックピンは当時最速といわれ、いれられるポイントがわかっていながら、いれられてしまうスピードもあり、フェイントもあり、バックピンでは難しいディンクも使いこなす達人であった。
 これに対抗するために我々が日々練習した内容は、まず5マン(ミッドフィルダーバー)でのパスカットの強化。この位置でのパスカットを徹底的に練習し、反応でカットして3マンへの攻撃を阻止する戦法である。
 そしてパスの強化も徹底的に行った。パスは5マンからのスピードを上げることもさることながら、3マンのキャッチングも徹底的に練習して、ボールが3マンに当たる直前にマンを若干前に上げ(上げすぎると抜けてしまう)サッカーのトラッピングと同じ事を行うことである。そして今でも最高のコンビネーションを保っている後衛の山崎良平氏からのパスである。通常後衛から前衛にパスを出すと、相手側の3マンと5マン両方をくぐらなければならないし、ある程度スピードを落とさなければならないので、非常に危険な技になりがちである。しかし戦略上、非常に効果的な技でもある。
 よってパスをする場合、前衛の相方の足を踏んだりして出す機会を知らせるケースが通常であるが、練習の成果で、サイン無しでどこに出すかわかるようになり、より攻撃的な布陣が組めることができる。
 そして一番徹底的に 練習したのがバックピンショットのスピードと距離である。なんといってもバックピンの第一人者と対戦するのだから、それ以上のスピードと距離を出すには練習あるのみである。客観的な視点で見てもらいながらの練習が一番身になった。

 そんな練習を重ねた上での大会で、一番対戦したい相手としかも2年連続の決勝で対戦できたのは、この上ない喜びでもあった。勝つという結果を出すのはもちろんだったが、今まで練習してきたことがどの程度通用するのか楽しみだった。
 決勝戦は努力が実り、バックピンショットはパワーと切れがよく3ゴール決めることができ、パスも後衛とのコンビネーションが抜群。綺麗にパス出しをしてもらいキャッチをしてバックピンで決める必勝パターン。後衛からも相方のバンクショットが決まりほぼ 一方的な5−2くらいの点差で勝利したと記憶している。
 一年越しのリベンジを果たして勝ち取ったタイトルは格別であり生涯忘れることがない試合の一つとなっている。


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Japan Foosball Club
代表 植野 穰

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