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Table Soccer World |
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〈アメリカ国立公園巡り 2 -
Push Shot VS Pull Shot -
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その後、旅を続けながら、ArizonaのWilliamsという都市を通過中、アメリカ内陸特有の大きな雷雨が迫ってきた。ちょうど運転疲れもあったので、気分転換もかねて、ゲームセンターに向った。Williamsでは、今まで見たこともないガラスのプレーフィールドのFoosball
tableが4−5台並んでいて、案の定そこの主(ぬし)的なプレーヤーが花台(一番場所がよくコンディションもいいテーブル)を占領していた。我々もしめしめと思いつつ、いかにも初心者のような振りをして、手ならしのゲームをし始めた。すると即座に斥候らしき若造がチャレンジしてきてゲームをすることになった。
斥候とのゲームはなんなく5−3で勝利したが、問題がいくつかあることに気がついた。それは、全体的にいつも我々がやっているTournament
SoccerのMillion $ Tableと勝手が違う部分があることだ。具体的には、ボールが小さく堅い、ゴールが広い、フィールドが早い、人形の足の長さとディテールが違いハンドリングしにくいなどの点だ。特にボールとゴールの大きさには、ディフェンス専門のHideroは面食らったようで、Push
shotのストレートをバカスカ入れられているのは、彼にとって珍しいことであった。また、ボールの堅さと大きさと、床の堅さによって、いつもなれているより20%くらいスピードが増して見え、特にバンクショットは手に負えない状態で、前衛後衛のコンビネーションによるゾーンディフェンスで対処せざるえない事も分かってきた。
我々のプレーを横目で見ていたそこの大将連中も気になりはじめたのか、数ゲームこなした後にチャレンジしてきて、いざ勝負!ということになった。どうやら大将連中のテストには合格して、対戦するに値するFooserと認めてくれたようである。
相手の大将格の2人はそれでも18−19才で、年齢も我々と同じくらいで、細身長身の白人系であった。
試合は案の定、Push shotが異常に早く、反応で守ろうとするとフェイントを交わされストレートを入れられる状況が続き、こちらも負けじとミッドフィールダーバー(5マン)に関してはコントロールしてフォワードバー(3マン)にパスをし、当時得意にしていたPull
shotを苦労しながら得点を稼ぐという攻防が続く。しかし頼りのPull shotも勝手が違うテーブルのせいか、アングル気味に飛んだり、思いっきり引っ張ったのにもかかわらず、スローなストレートに飛んだりでとても対戦できる有様ではなかったが、かえってそのイレギュラーな結果が相手を翻弄して、ポーカーフェイスを保ちつつなんとか勝利に持ち込む。フーズボールはそれからが大変なのである。もう向こうのメンツをかけて何度でもチャレンジしてきて、負けるまで帰してくれない。そうこうしているうちに、こちらの化けの皮がはげてきて、さすがになれているテーブルではかなわない状況になり、先方も気が済んだのか最後は握手を交わし、エールを送りながら別れる。
フェアープレーで戦いあうと自然に友情も生まれるのは、どのスポーツも同じだが他のスポーツと比べて人口が少ない分、このような出会いがあると、必然的に仲が良くなり、数十年たっても忘れない思い出になるものである。
結局、雷雨の雨宿りからFooser探しのいつものパターンに戻り、国立公園巡りの大義名分と共に、様々な都市のFooserと接する旅になったのである。
Japan Foosball Club
代表 植野 穰
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